1.0
サウンド・オブジェ
ts 003/ts 004
この壁に取り付けられたサウンド・オブジェには人間の不可聴領域の音が使用されています。周波数約2-10ヘルツの音はスピーカーのメンブラン(表面)がゆっくり振動することにより視覚化されます。
これらの音を組み合わせて演奏することより(ようするに作曲)スピーカー表面のバイブレーションをダンスの振り付けのように操作できます。
ts 001/ts 002を使用したパフォーマンス
パフォーマンスに使用する場合、サウンド・オブジェは台の上に置かれ、メンブランの動きはヴィニール盤で操作します。これは古いシングル・レコードをオーブンで加熱し変形させたり、傷を付けた物で、オブジェのダンスにあわせて録音されている音楽が雑音とともに(途切れたりとんだりして)聞こえます。
pro
サウンド・オブジェ「pro」には「ts 003/ts 004」と同様に人間の不可聴領域の音が使われています。
スピーカーを取り付けた木の枠はラテックスが張られ、2-10ヘルツの音はラテックスの振動により視覚化されます。
ja/nein(ヤー/ナイン)
2つの対面する壁に向き合って取り付けられたスピーカーから2つの言葉、ヤー/ナイン(アーチィスト自身の声)が流れます。ただし、この言葉は聞き取れないほど極端に引き延ばされており、スピーカーのメンブランの動きよりのみ知覚出来ます。